出会いのメルボルン [感激]
メルボルン国際会議では、たくさんの出会いがありました。
私は会議のプログラムを見て日本人の名前を発見しました。
日本からは私ひとりだと思っていたのでO(≧▽≦)O ワーイ♪です
そして、そのお名前はX研究所の遺伝学のN博士でした。
N博士は、新しい研究の成果などで新聞報道でよく目にするお名前です。
私は、日本の患者会として顔を売っておかなければと思っていました。
2日目のランチの時に、通訳の人が博士を発見!
私は博士とお目にかかる事が出来て名刺交換しました。
博士も「日本人は僕しかいないと思ったからびっくりしたよ」と仰っておられました。
その日のセッション終了後に私が「お疲れ様でした」と声をかけると
「食事でも一緒にどうですか?」とお誘いいただきました。 え?
私は方向音痴ゆえ、ホテルの近くでとお願いしました。
会議場と私のホテルは道路を挟んで真向かいにありました。
少し歩いて、イタリアンレストランで、パスタとピザ・ワインを頂きました。
メルボルン市街の夕暮れです。 中心部に川が流れています。
川の名前は知りません。
その時に、患者・家族の当事者としてお話をさせていただきました。
遺伝子検査が簡単にできる時代になりましたが
予防や治療法のある病気なら、事前に遺伝子検査をすることは
とても有効なことだと思います。
しかし、それが出来ない難病だったらどうでしょうか。
病気の遺伝子を持っていると分かった時、
それも予防も治療もできず
その遺伝子を持っていたら必ず発症する病気だったら。
それを知った本人は人生をどう考えるでしょうか。
at-risk(発症の危険性を持っている)人は
いつ発症するのだろうかという不安の毎日を過ごしています。
遺伝子検査をして白黒つけたいと考える人は
親が病気を発症していて、その姿を見ている人です。
転んだり、変な動きをしたり、精神症状や寝たきりの親と同じ状態に
自分も将来は必ずそうなると知った時の恐怖。
などなど、当事者の立場の不安と恐怖をお話ししました。
N博士は真剣に聴いてくださいました。
「今回の会議で遺伝子の新しい治験が始まるようだよ」
と先生がおっしゃいました。
私は「先生、私に解るようにお話ししていただけませんか」
「日本の患者会にその報告をしたいのです」と言ったところ
「僕が直接お話ししましょうか」と仰ってくださいました。
私は、帰国の5日後に患者会のシンポジウムを控えていました。
「先生、それではシンポジウムにお越しいただけますか?」
「いいですよ。難しい話だから直接話した方がいいですよね」と先生が。
ヽ(^◇^*)/ やったね!
それで話はついて、お店を出る時に
「ここは僕が持ちますからいいですよ」と。
(;゚д゚)ェ… 「いえいえ先生、初対面の お・ん・な にいけませんよ」
「いえいえ、僕はこれでも医者だから$(ドル)は持っていないけど
カードならこれくらい払えますよ」と仰っておご馳走になりました。
早速ホテルに帰って日本にメールしました。
シンポジウムの準備を進めてくれているスタッフに
N博士の時間を作ってくれるようにお願いしました。
翌日はN博士のchair チェァー(司会)のセッションがありました。
これが私の自慢の「パナP」です。
このパナソニックのPCは優れものでして
小さい・速い・大容量なんです。
ホテルではネット代金が24時間で25ドルと高額。
それでも国際電話よりは格別やすいですよねぇ。
そして3日目は、この会議主催のディナーがありました。
このディナーでは雲の上の人?「マイケル・ヘイデン博士」と写真を撮る事を
目標に挑んだのですが、(ノ_<。)クッ これがまた
ものすごい 勇気がいることでしてq(´・_・`;)pう。。う。。。う。。。
どうしよう?声をかけようかなぁ? どうしよう?
日本を発つ前から考えていたことですが、このディナーの時には
2時間くらい立ったり座ったりと悩んでいました。
通訳の人は「あにどるさん、声をかけてみたらどうですか」と言うばかり。
思い切ってマイケルさんの所に言って声をかけました。
「エックスキュ~~ズミィ、ユゥ ァア ミスター マイコル ヘイデン アン チュー?」
すみません、あなたはマイケル・ヘイデンさんですよね。
「イエェース」 「アイム あにどる フロム ジャパン」
私は、あにどると申します。日本から来ました。
「Oh-- ウエルカム ウエルカム」 おぉ~よく来たね。
「アイドゥ ライク トゥ テイク ア ピクチャァ ウイズ ミィ」
私はあなたと写真を撮りたいのですが。
あれぇ? ウィズ ユゥかなぁ?と悩んでいたら
「Oh-- シュァー OK OK ウェルカム」
勿論さ よく来たね。
と言って肩をぎゅぅ~~っと抱いて写真におさまってくれました。
いつも遠くからしか見たことのないマイケル・ヘイデン博士。
写真は小さくしました。
私の顔があまりにもデカイので。
間近に顔を見ると、鼻がでかいぃ~~ (^▽^)oキャハハハ
日本の学者さんは、マイケルさんにはとても
声なんかかけられないと言いますが
そこは私が素人だという特権なり~~!
同じく(オズ・バズ)で楽しい司会をしていた
チャールズさんとも一緒に写真を撮らせてもらいました。
これも写真は小さくね。
私は、一応顔を売る人には売ってきました。
実の所、自分がこんなに勇気があるなんて信じられません。
すごい優越感で写真撮影に成功した後は、ワインを一本空けました。
私たちのテーブルには、N先生と中国・イギリス・アメリカの
研究者の方たちが一緒でした。
アメリカの人がワインを沢山飲むので次々とワインが追加されるのです。
マイケル博士に声をかける前は、ワインの味も分からずただ飲むだけ。
声をかけてからは緊張がほぐれて、ただただ飲みたい一心で飲みました。<br>
再会はまだまだ続き
アメリカの、アリスとナンシーはカナダでもご一緒でしたので
あちらから声をかけてくれました。 ウレシイ
アリスは11月に来日して東大医科研のホールで講演をします。
その後は、私たちの患者会での夕食をご一緒しましょうという計画で
楽しみにしています。
アスンシオンさんは、この会議の理事です。
それから、クリスティアーニさん、パーキンソン病と診断されたのですが
お元気な顔を見られてとても嬉しかったです。
最終日は皆さんとお別れしてN博士はその日の夜のフライトで帰国
時間があるので夕食をと、またお誘いいただきました。
N先生が「生ガキ」を食べたいとのことで
駅の近くのレストランへ。
通訳の人がオーダーした豪華なお食事
ご一緒したのは、中国・イギリスの研究者の方々です。
マサチューセッツの研究所で研究の仕事をしているとか。
中国人の、この男性は奥様が日本人だそうで
私の分からない英語を漢字で訳してくれて、すごく親切で優しい人でした。
しか~~し!英語を漢字で訳してもらって理解できるってとこがすごい
最後に私の宿泊先のホテルの部屋の様子を。
クラウンホテル・メトロポール
すごい種類のミニバーも付いていたのですが
お知り合いがホテルに入る前にスーパーに寄ってくれて
ビールや朝食用に、マフィン、ミルクなどいっぱい買い込んでしまいました。
ミルクもデカイ! グラスも何もかもデカイのです。
会議開催中には夕食は毎日、どなたかがお誘いくださったので
レストランで一人で夕食を摂るという事がありませんでした。
初めてお会いしたのに誘っていただけるって本当に嬉しいですね。
会議は無事に終わり、私はお知り合いのお宅に2日間泊めてもらいましたとさ。
2011-10-23 20:24
コメント(10)
こんばんは♪
すごい、すごい!
国際交流もやってのけて、食事もハンサムなドクターに奢ってもらえて
「むむ、お主なかなかやるな」です。
あっぱれ、天晴れ、パチパチパチ!
これは、絶対太ったな、カロリーオーバーだな(笑)
肉とワインをそんだけ食べれば・・・
何はともあれ迷子にならず、捻挫にもならなかったから、良しとしましょ
うか(笑)
お疲れ様でした。
では、又♪
by ぶんぶん (2011-10-23 22:21)
ぶんぶんさん こんばんは。
。゚( ゚^∀^゚)σ゚。イィーーヒヒッ 迷子はわかりますがぁ~~
捻挫って (;´-д-)ノシオィォィ ですよぉ。
けっこうメルボルンでの自分は気に入っています。
日本の学者さんとの写真は有名人なので載せませんでした。
アメリカの学者さんは世界的にも有名なので
いいかな?と思ったのですが許可は取っていませんのです。
ぶんぶんさんの、コスモス畑も気に入っています。
ありがとうございました。
by あにどる (2011-10-24 22:05)
世界的なスター博士とツーショット写真を撮られたとのことスゴイ!偉い!お見事でした・・・・。
あにちゃんの行動力に乾杯ですね。
それにしても遺伝学でしたか?世界中に多くの患者さんがいていまだ治療法もなく苦悩されているとのことそして多くの研究者が頑張っている様子などあにちゃんのブログから学びました。
N先生ともコンタクト取れてよかったですね。いろんな縁がありますね。
それにしてもアルコールとおいしそうなお食事にため息がでました。
幸せ~マークがあふれていますよ!
by 本屋のオバさん (2011-10-25 11:26)
メルボルンでの活躍、素晴らしいですね。
知らない人に声をかけるなんて、なかなかできませんよね。使命感があるからこそできることだと思います。
知らない土地で一人で夕食なんてことにならなくてよかったですね。これもあにさんから積極的に声をかけたからですね。
帰ってきても忙しい日々が続いているようですが、体に気を付けて活動を続けてください。
by しのさんの読書日記 (2011-10-26 17:46)
本屋のオバサン こんにちは。
お返事が遅くて<(_ _)>すみません
予防も治療もできない難病は、7000とも言われています。
原因が分かっているだけでも希望を持てる病気かもしれません。
外人と写真を撮ると私の顔がブスになるのはどうして?
なぁ~んてブツクサ言っているのは贅沢ってものですね。
私の勇気の印として想い出に残るツーショットです。
オーストラリアには美味しい食べ物がないという
噂をききましたが、いえいえ~~~とんでもないです。
美味しかったで~~す。
きっと、人と触れ合いながらの食事だったからかもしれません。
本屋のオバサンも介護で大変な毎日ですね。
病院やお医者さんと接する機会も多いかと思います。
私の体験をご理解いただいて嬉しいです。
これからも研究者の方々への応援も宜しくお願いしま~す。(o^-^o)うふっ
ありがとうございました。
by あにどる (2011-10-29 13:07)
しのさん こんにちは。
お身体の具合はいかがですか?
コミュニケーションを自分からとるって本当に難しいです。
待っているだけでは、人と分かち合うことはできないですよねぇ。
国際会議の中でも「人はひとりでは生きて行けないんだよ」というのが
各セッションで必ず出てくる言葉でした。
いやはやぁ~!本当に外国で一人でレストランへかぁ(〃´・ω・`)=3 フゥ
と思っていましたがラッキーでした。
私は来月の読書会には参加できませんが
その日にはフォーラムがあり、また新しい出会いがあります。
12月にお会いしましょうね。
ありがとうございました。
by あにどる (2011-10-29 13:31)
おはよう あにちゃん
頑張って来ましたね あにちゃんの勇気にはビックリしています。
これからも あにちゃんのしたい事をして行ってください。
拝見するのを楽しみにしております。(*◕‿◕✿)
by ミミ (2011-10-30 07:48)
ミミちゃん こんばんは。
ご訪問ありがとうございます。
お元気ですか?
私はこの通り元気にゴチャゴチャやっています。
私も自分の勇気にビックリしていますが
まぁ~ こんなもんかぁ~~って感じです。
メッセンジャーもこのところご無沙汰していますが
声をかけてくださいね。
ありがとうございます。
by あにどる (2011-10-30 21:39)
おひさしぶりです^^v
あにどるさん ・・ ものすごく!!キレイになったァ~!!
知的好奇心があにどるさんをキレイにしたんでしょうか??
病気が発生してしまう というのはつらいことですが
発生した本人もその周囲の者も考え方ひとつで いかようにも生きていかれる
この頃はそんな風にも考えています
あにどるさん がんばって
・・ でも アルコールは ほどほどに ね^^v
ステキな経験でしたね
by 台所のキフジン (2011-11-01 14:24)
キフジン様 こんばんは。
お久しぶりです。
お元気にご帰宅、おかへりなさ~~い (o^-^o)うふっ
┃鏡┃r州´ー`*州 なんて美しいのかしら (;゚;ж;゚;)ブッ
綺麗だなんて、お褒めの言葉を本気にしてニヤニヤしています。
キフジン様のおっしゃる通りですね。
いかようにも生きられます。
生きるにもセンスがあれば素敵に生きられますよね。
私の目の前には、キフジン様とご家族という
ステキなお手本があります。
A子さん ステキですよ。
ご訪問ありがとうございました。
by あにどる (2011-11-01 21:30)